2017年6月17日土曜日

カナダのEnbridge Inc.(ENB)を買い増し 連続増配と為替と円ベースの配当などなど



株価下落により、ポートフォリオでは中下位に位置してしまったカナダ カルガリーに本社を置くエンブリッジ(Enbridge Inc. ENB)を買い増ししました。

株価   $38.5
配当利回り 4.66%

同社は北米に隈なく石油製品と天然ガスのパイプラインの設置と運営を行う会社です。最近では、太陽光発電、風力発電など再生可能エネルギーへの投資も積極化しています。

アメリカのSpectraという天然ガスのパイプラインの会社を吸収合併して、Kinder Morganを抜いて、北米No1のパイプライン企業になりました。
ENBのパイプライン網
同社に投資して、4年程度が経過していますので、まあ何となく買い増しに安心感があります。


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株価の方は、原油価格の低迷と米ドル高/カナダドル安の影響を受けており、低迷気味です。

しかしながら、業績と配当はソリッドに成長しており、現時点での割安銘柄だと判断しました。ちなみに22年連続増配中です(CADベース)。

当社はカナダ本社であるため、決算・配当はすべてCADベースで示されます。ENBの株を楽天証券で買おうとすれば、NYSEに上場しているUSDベースのモノを買うことになります。

近年の原油暴落とUSDの世界的上昇により、CADは暴落しています。

2011年ごろは1USDを出しても、1CADに交換できなかった時期もありました(米ドルよりカナダドル、豪ドルの交換レートが高い時期有りましたよね)。

実際の配当は?


(注:13年9月時点では保有株100株、12月時点では200株となっています。別途NISA口座に少しと今回100株買い増ししています)

DPSが下がっているのはおそらく為替(CAD→USD)の影響だと思います。USDが増配率以上に強くなり過ぎた可能性があります。それでも、USDベースの受取配当は慣らせば右肩上がりです。


ちなみに円ベース(税引後、日本の源泉徴収とカナダの15%税率を引かれている)でも、増配効果により、円高を克服して右肩上がりとなっています。もっともENBは毎年10%を超える増配率(CADベース)をコミットしています。

税引き後で運用を考えよう、という意見はもっともだと思いますが、当社のように長期で2ケタの増配率の実績があり、コミットをしている企業も少なく、かつ、比較的高い配当利回りなので、長期目線で見れば、報われると信じています。この辺は各人の投資スタンスの問題ではないかと。

バフェットの言う、良いビジネスを割安で買う、といのは通貨や国境を越えて、株式投資の本質論だと信じています(ただし、長期での運用とバリューを判断基軸に置く場合)。
米ドルベースの配当金を現時点で円に換算して生活費に使うことは想定していませんので、現時点の円高による目減りは心理的なものにとどまっています。

但し、長期的には円に戻すことも視野に入れなければいけないのですが、今は上述のとおり、良いビジネスを割安で買い続ける、という点にフォーカスして行こうと思います。

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