第一回のTV討論会が行われた。一回目の討論はクリントン氏の勝利とする見方が多いような印象だ。
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大統領への資質や政策などを比較すると、相対的にクリントンさんの方が「ふさわしい」という大方の意見に賛成する。
しかし、その割に人気がない（と思う）。彼女が有能なのは、かつて夫のビル・クリントンが大統領をやっていた時期から明確だったと思う。
ビル氏の第一期政権に社会保険改革の立案者としてその有能ぶりを発揮していた（しかし、当時はあのアメリカでも男尊女卑的な空気が政治では残っていて、かなりバッシングされてしまった）。
次に、モニカ・ルインスキー問題では「耐える妻」の役割を演じて、今度は幅広く支持を取り付けることに成功。
上院議員になり、民主党の大統領候指名選挙に立った。
しかし、オバマ氏にまさか（と私は思った）逆転され、党指名を逃した。その後第一期オバマ政権の国務長官として重責を全うした。
政治家としてのキャリアも文句なく、不動産王のトランプ氏より「ふさわしい」のは明白だと個人的には思う。
しかし、「長すぎた春」かもしれない点が一抹の不安だ。彼女の良い点・課題点をアメリカ国民はよく知っており、新鮮味に欠けるのではないだろうか？
真面目で誠実より、ちょっと「やんちゃ」でもミステリアスなところがある異性に惹かれる、ということも往々にある。そんな存在にトランプ氏は映ってしまう。また、極端な政策を打ち出して、大衆の不満をうまく吸い取っている。
しかし、そうした「悪乗り」はBrexit後の英国を見ていると、アメリカ人のさすがに同じ「過ち」？を繰り返さないだろう（と少なくとも夏前は思われていた）。
救いはトランプ氏がレーガン氏（元男優）ほど「イケメン」ではない点かな？
楽天セミナーで掘古氏が「トランプは誠実でいい人で、過激発言は対マスコミ用の情報戦術だ」とは言っていたが、堀古さんもまさかここまで来るとは思っていなかったんじゃないか？
投資判断はご自分で
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