2018年3月27日火曜日

投資テーマ、投資ストーリーとは? 個別銘柄投資の面白さの一つ


3月上旬の舞浜ジョギングコース 右手はディズニーシーのコロンビア号、真ん中ちょっと左(右から2本目のヤシの木の真ん中よりちょっと左)にうっすら富士山が映っています。その間を走っていくのは爽快です!
私はよく、「投資ストーリー」とか「投資テーマ」といったフレーズをブログで使います。

多分、ピーター・リンチの本を読んだことがあれば、彼も自身の投資テーマを基準に売買を決めていたはずです。

つまり、個別銘柄投資において、当該企業の株(主に業績など)が、こういう前提条件でこうなる、と思うから、買う・ホールド、あるいは売り、ということを事前に自分で決めて、その基準に照らし合わせて、バイアンドホールド(またはセル)していくための物差しです。

もちろん、業績やストーリーに関係なく、「株価が10%下がったら売り」というのも、ご本人がそれで納得できれば、それでいいと思います(私はやらないけど)。

要は、自分がどういう投資なら納得感があるのか、そのための基準が何か、といったものを持っておく、ということが最も大事かな、と。


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損切云々との違いは、相場を軸に置くか、事業の状況あるいは経営状況を軸に置くかの違いかな?(もっとも相場の動きが、実体経済や経営に影響を及ぼすので相互作用の面は否めないが)

例えば、IBMの場合、2011年ごろの投資を始めたころは

売上高の伸びは緩やかでも、利益率の高いソフトビジネスに移行するため、フリーキャッシュフローとEPSが成長する。
配当性向も低いので、配当の成長率も高いだろうし、経営陣のコミットメントぶりを見ても向こう10年ぐらいは連続増配しそうな気配だった。
当時、掲げていた5年でEPSが2倍というのは難しくないだろう。

と思っていましたが、クラウドによるオンプレミスの劣化スピードが予想以上に早く、IBMの対応も後手後手で、連続増配は出来るけど、EPSの伸びは当面期待できなかったので2017年に諦めてしまいました(現金が必要になったというのもある)。

一方、JTは以前も書いた通り、
ガラハー買収で世界トップ3の一角を占め、東欧・ロシア市場ではシェアも高く、フィリップモリス並みの配当性向や経営戦略(のフォロワーだけど)が出来れば、結構連続増配が出来るんじゃないか? というストーリーでした。

途中電子タバコ(加熱式タバコ)などの想定外のこともありますが、世界でも爆発的な伸びを示しているのは、日本・韓国と一部であり、日本なら巻き返すチャンスがまだ残っていると思っています(PMもホールドしているのでどちらに転んでもいいのですけど)。

もちろん、JTやPMもうまくいくか否かはわかりません。現にたばこ銘柄の株価はここ数年ずっと横ばいです(債券代替で売りがあるのと、加熱式タバコの規制等の行方を投資家は見極めていると思う)。


よくわからないけど自分の投資ストーリーやテーマに賭ける、それが個別銘柄投資の本質的なことのような気がします。

そこが揺らぐ場合、相場に左右されてしまうと思います。
(だからと言って、どんな相場でも売買してもいいとまでは思っていませんが)

したがって新規銘柄に投資することは非常に大事なことだとは思っていますが、自分のキャパに限界があって、最近はなかなかできていません。。。

新規銘柄は、自分の見込み・ストーリーが正しいのかというちょっとしたドキドキ感のようなものを試されますから。

このドキドキ感が個別銘柄の醍醐味かもしれませんね。当たると「心でガッツポーズ」(たまにSNSでもガッツポーズ?)、外れるとストレスですね。

しかし、銘柄選択の過ちを自分で認めることは、自らを謙虚に顧みる機会と考え、資産は減っても心は成長できる、って、「言い訳」してみたりして。失敗から学んでいきましょう。

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