2017年11月5日日曜日

少子化時代の学校経営(高校)




今年は長女が高校受験の年です(2年前に長男が受験済み)。

夏からこの時期になると、あちこちの学校(特に私立高校)では、「学校説明会」や「入試説明会」が開催される。

行く必要性はないのだが、受験する場合、行った方が何かと特典があるような「気がする」らしく、受験の可能性がある学校へは行くことにしています。

(普通は母親と子供、あるいは子供同士で行くケースもあるが、我が家ではなぜか私もついて行っている)


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平たく言えば、
「こんな学校生活が待っています。こういう指導をします。こんな生徒が伸び伸び元気でやっています。特にうちの学校はこんな特徴があります」

というのを1時間程度で説明するのが学校説明会。その後校舎の案内・見学を行う(教室、体育館、特別室(パソコン指導とかLL教室とか)を見て回ります。

次に「当校の入試問題は、この教科はこの辺を押さえてください。難易度はこんな感じです」という入試説明会。

私立学校の場合、多くは推薦があるのでその説明と可能性などについての説明もあります。

「推薦入試」って親の我々の時代と違って、
例えば5教科で平均21点の通知簿成績があった場合(オール4プラスアルファ)、かつ、中学校の校長先生がその生徒をその学校に「推薦状」を書いた場合は、入試で有利な差配がある、という感じです(例えば、3教科300点満点で、一般入試の最低合格点が180点でも、120点程度の成績で合格としてくれるような学校もあった)。

したがって、滑り止めの学校はこういう手段で生徒の確保をするらしいです。

また、いろいろ生徒確保策があります。

また、私が大学を卒業したころは、女子高だったような学校が男女共学になっていたりします(女子高のイメージしかなかったので、頭の整理が大変だった)。

入学金の支払いを公立高校の入試結果の後まで待ってくれる学校もあります。

二日連続で受験できて、そのいずれかで合格点を取れれば、合格を出す学校もあります。

大半の学校で、特別進学クラスのようなものがあり、その学校の中でもレベルが一つ高いクラスがあります。

校舎を建て替えてモダンにして、生徒の目を惹きつける例(これは従来からあったけど)もあります。

また、最近はどこの学校も英語教育に力を入れており、高校から「留学制度」なるものを取り入れているケースが多いです。中には、ニュージーランドや英国の高校に1年間留学したら、それを日本の高校の卒業に必要な単位にコンバージョンするようなコースを設けている学校もありました。

我々の時代では、高校で1年間留学すると、日本の高校の卒業は1年遅れるケースが大半だったと思います。

もっとも、2か月までの短期留学が主流ですけど(親の負担も大きいが)。

一方、こういった説明会は、土曜日などで開催され、先生の勤務状況が気になったりしました(長男の高校でも、「働き方改革」の影響か、補習時間が短縮になったりしていた)。

また、「教師」ではなく、「講師」の数が多くなったように思います(人件費削減)。

長男の学校は、「生徒指導」という名のしつけ関係の指導が厳しい反面、「個性を伸ばす」と一見矛盾した指導も行っており、この辺は変わっていませんね(笑)。

どの大学に何人合格させたのか、は今も昔も、親の最大の関心ごとで、この辺の情報もあの手この手で開示されています。

上位高は、東大・一橋大などの国立難関への合格では覚束なく、ハーバード、スタンフォードなどの海外エリート校への合格実績をぶら下げるケースもあり、この辺は時代の流れかなあと。

あの手この手で生徒を集めていますが、偏差値追求教育と「生徒指導」という枠組みに抑え込む、という側面は変わらないようです。

学費などに関しては以前書いたこの記事などをご参照ください。幸運にも???「横並び」(多少上下しますけど)でどこも大差はありません。

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