2017年11月16日木曜日

プロクター&ギャンブル 株主総会はアクティビストが勝利?



(日本時間)今朝飛び込んだニュース
Peltz Scores Surprise Victory for P&G Board Seat After Recount (ブルームバーグ)

アクティビストインベスターのネルソン・プレッツ氏は「俺を取締役にしろ」という株主提案を提出。

彼の主張は、会社が大きすぎて、組織に遠心力が働いているため、3つぐらいに分けてそれぞれが、機敏な意思決定で経営した方が成長が早くなる、という会社分割提案を行っていましたが、経営陣は反対していました。


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株主総会で諮ったところ、数週間前にはネルソン氏の提案は僅差で否決されたと会社側が発表したのですけど、独立系の検査官による調査では、僅差で株主側の勝利と覆ったそうだ。

しかし、会社側は「まだ初期的な結果であり、再精査しないといけないし、最終発表を待たねばならない」と言っているそうだ(いつまで時間かけてるんだって感じ)。

ネルソン氏は勝利宣言をしているらしい。

いやあ、えらいことになったなあ。個人的には予想外でした。アクティビストが経営陣のお尻を叩く、ぐらいの効果があればそれでいい、と思っていましたが、顔面まで殴ってしまったような印象です。

経営者側は「分割するとコスト倒れになる」(ディスシナジーと言って、例えば、いままで人事部長は1人でよかったのに3人必要になるので人件費がかかるとか、1社で上場するのと3社上場するのでは上場コストも効率が悪くなるなど)と言っていて、私もなんとなくそんな気がしたのですけどねえ。

どうなるのかな? 日本でも未だにコングロマリットで頑張っている企業は他山の石ではないですぞ。

仮に分割すれば、どれか1社でもアッビイのように化けるのかな?


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