2017年10月23日月曜日

ボクシング村田選手、ボクシングよりもよかったものとは?



Yahoo! Japanより拝借

日曜日の夜は

「女城主直虎」
選挙速報 NHK→TBSちょっとだけ→テレ東(やっぱり池上さん)
をハシゴしながら見て、

ビデオ録画でボクシングを見た。

ボクシングはそれこそ、具志堅用高氏が現役の世界チャンピオンだったころから見ている。彼がTVコマーシャルで背筋ジャンプをするのを必死でまねた記憶がある。当時はスゲエと思っていた(その後高校生のころ自分にもできたので、ちょっと白けた)。

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前置きはこれぐらいにして、ボクシングの村田諒太選手の世界タイトルマッチ。

日本人ミドル級選手の世界チャンピオンは竹原慎二氏以来、オリンピック金メダリストのプロの世界チャンピオン(日本人では)初という快挙だった。

もっとも人気や知名度は既に世界チャンピオンを超えていたかもしれない。昨日の勝利後のインタビューでその理由がよくわかった。彼は共感を呼ぶ人間性を備えているからで、今の20代~35歳ぐらいまでの価値観を表しているような人だなあと思った。

インタビュー内容の抜粋(ヤフーJAPAN!スポナビから

【村田の試合後コメント】

ありがとうございます。”Make this ours”、みんなで作った勝利です。ありがとうございます。

 デビューした年の12月、ここ両国で試合をして、全然良くない試合で「こんな奴チャンピオンになんてなれない」って見捨てられると思いましたが、みんながまた来てくれたことに感謝しています。

 こんな試合を作ってくれた本田会長、チーム帝拳、みんなあまり好きじゃないかもしれなけど電通のみんな、これもあまり好きじゃないかもしれないけどフジテレビのみなさん、みなさんのおかげです。

 過ぎてしまえば大したことではないですが、一歩踏み出す勇気が大事なので、それを決めていました。(エンダムは)友人です。彼は自分を初めてできた友人だと言っていましたが、僕もそう思っています。高校時代のボクシングの恩師が言っていましたが、ボクシングは相手を踏みにじって勝つ、その責任が伴う。だから彼の分の責任も伴ってこれから戦いたいと思います。

 金メダルも過ぎてしまえば大したことがなくて、その後が大変でした。このベルトも獲ってしまってからが大変だと思ってます。

 ボクシングには4団体あって僕より強いチャンピオンがいるので、そこを目指して頑張りたいと思います。”Make this ours”,これからもみなさんと一緒に作っていきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いします

抜粋終わり

厳しい準備と激しい試合をした直後のインタビューで、いきなり「みんなで作った勝利」なんて言える人は滅多にいないでしょう。村田流ですね。

裏ではもちろん、ミドル級の試合を日本でするための関係者の努力(海外で試合した方が、興業としてはいい収入が入る可能性が高かった。あえてアウェーで試合するチャンピオンが日本に来るのか(実際来たくなかったようだ)、とか、経営は不振続きで、選挙速報をやらずして中継したフジテレビはかなりのTV放映権料を払ったと思う、とか)、がスゴイことを村田は理解しているからでしょう。オトナですね。

ボクシングで因縁の対決は、これまで「憎みあうもの」という前提で、少なくとも試合のプロモーション的には報じられてきた(亀田がやり過ぎた嫌いはある)。村田はそれにはくみせず、相手へのリスペクトの気持ちをずっと表現していた。これも村田流か。

金メダルも過ぎてしまったら大したことがない
これをサラリと言ってのけるところが、彼の目線の高さかな。嫌味に聞こえませんでした。むしろ、次への挑戦の単なる通過点という感じで言っていました。

ボクシングの場合、世界チャンピオンが金メダルより(少なくともプロでは)上とみられているので、ボクシングファン的には納得感がありますが(日本人でボクシング金メダルってたぶん史上2人目だったと思います。このクラスはキューバや米国あるいは東欧といった巨人国家の独壇場だったところにいきなり日本人が金メダルを取ったので、すごい快挙だった。それを「大したことがない」と言ってのけるのです)。

僕より強いチャンピオンがいる
これも従来のボクシング界ではややタブーだったと思います。世界チャンピオン認定団体に、WBA、WBC、IBF、WBOなどがあります。

かつては、ある団体のチャンピオンが他の団体のチャンピオンと試合をすることを団体がものすごく嫌がっていて、「統一戦」をやると、片方の団体がベルトをはく奪(世界チャンピオン認定を取り消す)という強気姿勢でしたが(かつてWBAチャンピオンだった渡辺二郎がWBCのタイ人世界チャンピオンと統一戦を行ったらWBAが渡辺のチャンピオン認定を取り消した)、これもビジネスの勢いが勝り、いまでは、特にアメリカなどでは「世界チャンピオンになってからが、本当の挑戦」という感じになっています。

「僕より強いチャンピオン」とは当然、ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)を指します。確か36戦全勝、32KOで、ミドル級に敵なしと言われています。

ミドル級は、かつて、マービン・ハグラ―、シュガーレイ・レナード、トーマス・ハーンズといった往年のスーパースターが君臨したアメリカでも非常に人気の高いクラスです。

村田選手がアメリカのリングで成功すると、それはもう、何に例えていいのかわかりません。野球のイチロー選手並みの快挙と言っていいかもしれません。

正直、今ゴロフキンと対戦しても、実力はまだ追いついていないと思います。もう少しアピールして、ぜひ挑戦してほしいなあ、と思いました。

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