2017年7月19日水曜日

たった3つの銘柄のアメリカ株でオリジナルの毎月分配型投信を作る方法 




いい加減に語りつくされたと思っていた、毎月分配型投信の是非の件。
金融庁が毎月分配型投信を名指しで批判した、ということが話題となっています。
森金融庁長官3年目の責務は「毎月分配型投信の撲滅」だ (ダイヤモンドオンライン)


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毎月分配型投信とは、ざっくりいえば、

1か月ごとに決算を行い、毎月収益の一部を分配金として配当するタイプの投資信託を言いますが、分配する収益がない場合、投資元本を取り崩して配当化していることなどから、利回りが実態を示していない点や、販売手数料や信託報酬率が高く設定されており、実質リターンが低い点などが指摘されていました。

但し、低金利時代に毎月、小遣い程度の「分配金」(と称する)現金が振り込まれることから、人気があったようです。

要するに、毎月配当収入があれば安心する、という点を突いた商品設計だったわけです。

「株式投資、ましてや個別株投資はプロでも難しいので、シロウトには無理ですよ」的なことを言われて、まるで闇鍋のような何が入っているのかわかってもいない投資信託を買ってしまう、という感じでしょうか。

今、世間では「見える化」がスタンダードになる中、投資信託のような闇鍋的なもの(組み入れ上位比率は公表されるが、事後的なものです)に高い手数料を払って買うのなら、だれでも知っている有名銘柄で、毎月配当金をもらったらどうですか、というのが提案です。

上記は、アメリカ株でダウ平均構成銘柄である、コカコーラ、アップル、ジョンソンエンドジョンソンの3銘柄の配当実施月を並べたものです。

アメリカ株は年4回の配当(3か月で1回決算する)が商習慣として定着しています(英国企業だと、日本同様に年2回が多い)。

かつ、各社の配当実施月もばらけていることが多く、これをうまく活用すれば、「毎月分配型投信」と同じ効果が得られます。

しかし、「個別銘柄って怖くない?」

そこは個人の解釈ってもので、投資信託はインデックスなど市場連動モノ以外だと、「闇鍋」的な中身となっており、透明性に欠けるきらいがあります。

コカコーラ、アップル、ジョンソンエンドジョンソン(バンドエイドなど)を知らない人はいないでしょうし、結局「グローバルインデックスファンド」のような外国株投信やETFを買えば、確実に組み入れられている銘柄でもあります。

上記3銘柄以外でも、自由に好みの銘柄で自家製の「毎月分配型投信」(販売手数料や信託報酬はありません!!)を作ってみてはいかがでしょうか?

コカコーラとジョンソンエンドジョンソンは50年以上にわたり、毎年配当金を引き上げる「配当貴族銘柄」ですし、アップルはまだ歴史は浅いですが、鉄板ビジネスで、配当金は普通に期待が持てる(と個人的には思っています)銘柄です。

したがって、「分配金」の額も年々増加する可能性が期待できます。

仮にETFをお求めの場合、iSharesを買っていただけると、Black Rockの株主としては大歓迎でございます。皆様方のETF購入・保有代金の一部を配当としていただきますので。

投資判断は、個人でお願いしますね。
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2 件のコメント:

  1. こんばんは。
    てっとりばやくいくならダウETFのDIAもありですね。
    30社からの受取配当金をもれなく毎月分配してくれるのと、おそらく長期的には配当成長も見込めそうな気がします。
    iSharesのじゃないところが残念ですが(笑)

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    1. なるほど。おっしゃる通りですね。

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