2017年6月28日水曜日

米国株投資に人気がある?理由 それは投資目的に合っているからだろう。




人気があるかないかと言えば、「ない」らしい。

以前出版オファーがあった際にも、「米国株」を前面に押し出すより、「配当で確実に」というテーマで編集者から話がありました。

アメリカ株をタイトルで前面に押し出すと、本の売れ行きが良くなかった、というデータも見せてもらいました。

私自身も、安定した配当/インカムが資産運用のゴールであり、リスクとリターンを考えると米国の連続増配系の銘柄に投資するのが確率は高い、という理由で米国株を好んでいますし、その旨を伝えていました。

したがって、米国株に人気があるのか、という意見に対しては、NO、というのが客観的な反応です。


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でもどうしてそんなことが言われだしたのでしょうか? 「このブログのせいだ」というのはうぬぼれに過ぎず、

ネットの発達により、投資環境が整備されてきたことが最大の理由でしょう。

  • ネット証券からサクッと投資
  • 英語のブログ、投資サイトから簡単に情報入手ができる
  • 調べてみると、身近な企業(例:マクドナルドやAppleなど)の株をBuy & Holdすればそれなりのリターンが狙えそう
  • 日本の大企業と比べて、株主フレンドリーだ(連続増配やアクティビストからの意見でも合理性があれば受け入れるとか、スピンオフなどでダイナミックに経営戦略を遂行など)

こんな感じでしょうか。ただし、(私も含め)彼らは、株への期待リターンはそれほど大きくないと思います。現実的な年率7%~15%程度じゃないかと勝手に推測しています。

情報力が少ない、というのは杞憂に過ぎず、日本株でもアメリカ株でもプレスリリースベースの情報で足りると思います(効率的市場仮説:インデックス、を信じている人は最初から個別株投資には否定的でしょ)。

えっ?英語ができない? う~ん、大学入試レベルで十分だと思います。日本株に投資しても、決算短信ぐらいは読んでいますよねえ。四季報程度で売買するのであれば、英語なんてできなくてもいいでしょ? 

また年齢も比較的若く(私も始めたときは比較的若かったと思う)、給与からの余剰資金もつぎ込めるような人達。

想像ですが、決して、
「手元資金100万円を5年で1億円にするぞ」
とか
「信用、オプション、デイトレで毎日勝つぞ」

という感じの人達でもないと思います。米国株で爆発的なリターンを狙っている人は私もあまり耳にしません(いるとは思うけど)。

「株で人生逆転」を考えているのなら、相当銘柄研究をやらないと難しそう。

米国株でなければだめか?

そんなことはないと思います。私も日本株への投資比率がここ2年ほどで少し増えました(円安が理由ですが)。

要は、自分の投資目的に沿って、自分なりに選べばいい話ではないでしょうか?

自己資金+配当金再投資で受取配当金を雪だるま的に増やして、リタイヤすれば「もう一つの自分年金の出来上がり(独身者なら配当だけで生活ができるかもしれない)」。この程度のゆったりした構えだと、投資対象として向いているように思います。

理由はアメリカの年金基金(カルパースなんて筆頭)の運用目的(長期安定リターン)なんかにも通じていますので、サラリーマンが「自分年金」目的にアメリカ株に長期投資するのは、全く持って理にかなっています(注:理にかなっていることが、最後に正しいかどうかは―確率的に高いと信じているが―何とも言えませんけど)

他人の投資方法をアレコレ言う余裕は私にはないし、そのつもりもないし、得意分野で長期的に投資を継続していれば、「それなりの」リターンは確保できるので、それでいいと思います。

「それなりの」リターンや「投資のゴール」は各人の事情によるので、他人と比較することに意味はありません。

とは言っても、パフォーマンスランキングとかで、「なんでそんなにリターンが出るのや」とか、(ずっと我慢してホールドしていた)マクドナルド株が上がると喜んだり、ヒトとしての喜怒哀楽・一喜一憂からは逃げられないです。

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