2017年6月6日火曜日

5月末のTOPIX、S&P500のバリュエーション TOPIXのPERが15倍台まで下落



定点観測です。TOPIX、S&P500および業種別のPER、PBR、配当利回りです。


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日経平均が20000円前後にあるにもかかわらず、PBRが1倍割れというのは、相当アレな感じが致します。

また、配当利回りに関しては、2.5%を超える業種をハイライトしていますが、保険、証券会社となっています。

ここで、おやっと感じたのは、TOPIXのPERが下がっている点です。毎月定点観測をしているので、感覚でわかるのですが、これまでTOPIXとS&P500のPERは概ね似たような数値でした。

TOPIXがまた下げ気味になってきました。2016年の前半ごろに似たような感じですね。このころは結構円高に振れていたと思います。

S&P500もジリジリとPERが下がりつつあります。これは利上げの影響でしょうか?(ドルは安くなっているはず)。

これはTOPIXの連休前から6月1日までのTOPIX指数とPERの関係をグラフ化したものです。

この間、TOPIX指数は1531.8→1586.14と+3.5%も伸びました。

一方、同PERは17.23→15.82と▲8.5%になりました。

5月は通常大企業の決算ラッシュの月です。

誰でも取れる野村証券のレポートによると、2018年3期の日本企業(大企業)の経常利益は前年度から12.7%成長と2ケタ成長を予想しているようです。

市場は企業の来期予想をまだ織り込んでいないかもしれません。

RN Large(除く金融)をご参照。(ラッセル野村の略)為替レートはドル円108円だそうです。

また、フランス選挙とか北朝鮮とかの地政学リスクが株価を抑えていたかもしれません(それでも約1か月で+3.5%も上昇しているので上出来)。

一方、S&P500企業の業績予想は

ジリジリと切上がってきています。
多分、石油エネルギー関連の業績(エクソン、シェブロン他)が思ったよりいいのかもしれません。

経済が順調に進めば、日本株のPERはまだ上がる(すなわち株価が上がる)とも考えられますが、高所恐怖症気味の私には、積極的な売りはないですが、積極的な買いもしづらい状況です。

先日も書きましたが、アメリカの長期金利が上がらないのが気になっています。まっ、予算もないのですけどね(笑)。

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