2017年5月8日月曜日

TOPIX S&P500 4月末のバリュエーション 学生に人気の銀行は投資家に超不人気

恒例の定点観測です。

元々、日本株のPER、PBR、配当利回りを業種別に把握しよう、ということで始めました。
S&P500のほうが、大事だと思い、S&P500についても同じように記録しています。


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ただし、S&P500のほうがデータを拾う作業が楽なので(情報提供が豊富)、S&P500については、Operating EPS(特別損益を除外した一株当たり純利益)の予想値も示すことにしています。これにより、市場が企業業績をどのように見ているのかを理解できると思います。

最も、株価が急落する場面というのは、市場の予想が楽観的で、業績が急激に悪化するような場合がほとんどですので、あまりアテにしないでください。

(市場の予想が楽観というのは、すなわち、経営者の予想も楽観しているということである。経営者の予想が楽観している、というのはすなわち前線の労働者の見通しが楽観しているとも言えないだろうか?日本人的に考えると、経営者も現場の声をくみ取ったり、他の経営者の声を聴いたりしながら、自らの業績予想を行っているように思うが?どうだろう?)

色分けは、PER20以上がやや過熱気味で濃いオレンジ、15~20までは適温からやや熱め、10~15はややぬるめ、10以下は寒いという感じにしています。

PBR1倍以下のセクターと配当利回り2.5%以上のセクターはハイライトしています。
この株高で、PBR1倍割れのセクターは思いっきり規制産業か斜陽産業ですね(サービス業がなぜ1倍割れなのか理解に苦しみますが)。

大学生に人気がある銀行業界は株式市場ではボロボロの評価です。


TOPIXとS&P500の予想PERの推移を示しています。途中、S&P500は記録漏れしてしまいました。

だいたい同じような推移をしており、今はPER的には同等と考えていいのではないでしょうか?

ただし、この差が広がっているときは、為替が円高気味の時だと推測します。円高で日本株が売られたものの、市場の業績予想はそのまま(円高が一時的とみているのか、または、単に下方修正が遅れているだけなのかもしれません)だった時、日本株のPERが下がっているように感じます。

今のところ経済で急変の予想はなく、政治が株式市場で主役になっているようです。株価を見る限り、北朝鮮情勢をそれほど問題視しているようではありません。

フランス大統領選を終え、いよいよ、英国総選挙や、メーンイベントのドイツの選挙などが争点になってきそうです。投資家としては、足元の経済指標やアメリカの利上げのほうに注目すべきだと思います。

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