2017年5月9日火曜日

長期投資と業績不振米国株銘柄への雑感

バフェットがIBM株を少し売却して、IBMに対する見方をついに「下方修正」してしまい、株式市場に衝撃が走りました。
日経新聞さんから拝借
私も同じ時期からIBM株を保有し、ここ1・2年は同社株に対し、あまりいい感想を書いていなかったと思います。したがって、バフェットが痺れを切らした?心理は理解できます(彼は、S&P500のパフォーマンスと比較されるからなおさらだろう)。


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もっとも、私のポートフォリオの中で、いわゆる”struggle”しているのは、P&GKinder Morganなどがある。いや、さらに、ChevronPhillip MorrisHSBCもこれに加わる。
最近、Verizonも仲間入りか? Cisco Systemsも似たり寄ったり。

よくこんなポートフォリオで、市場平均並みのパフォーマンスが残せたものだ!!

其々ホールドしている理由があるのと同時に、売却すると税金負担も大きいので(為替益も大きい)、余計にパフォーマンスの低下要因になるというのと、代替できそうな有望な投資先も見当たらない、というのと、売却する行為そのものが面倒くさい? などがある。

一応、ホールドしている理由は

P&G:なんだかんだ言っても、ドカ貧になることはない。5%程度のEPS成長路線に、そろそろ復帰してもおかしくない。

KMI:この業態で、自己資金で新規投資を賄う(カナダのトランスマウンテンはそうでないが)のは健全で、市場の声を聴く耳を持っている。事業そのものは鉄板。

Chevron:スーパーメジャーで、アメリカ企業で、LNGプラントが立ち上がり、業績の底打ちが見えている。元々西豪州のLNG開発によるCFの拡大が私の投資テーマだったので、これからが投資果実の刈り取り。当面売ることはないと思う。

PM:問題は為替だけ。アイコス期待が新しい話題。

HSBC:豪州の銀行に投資しようか、と思ったが、豪州経済も中国経済に左右される割合が高いと理解し、だったらHSBCでも同じじゃん、と思い昨年少し買い増し。中華圏経済の成長に対し、Betしている唯一の銘柄。高配当利回りと配当金課税がないのは魅力。

Verizon:5%の配当利回りが当面続けば、買い増しも考えている。トランプ減税の恩恵を受けるはず。AT&Tも似たような理由。

Cisco:17ドルの時から、もうだめだ、もうだめだと騒がれているが(通信インフラがソフトウエア制御になり、スイッチやルーターはお役御免となる)、ちゃっかり株価は倍増している。IBMはCSCOのようにならなかったけど、、、。 ただし、IBMと違って、CFの創出力は衰えておらず、かつ、スイッチ・ルーターからクラウドやソフトへの変遷がIBMよりうまくいっている。株主還元力もいい。

そして
IBM:正直しびれが切れている。しかし、反撃開始があるかもしれない、という期待感もある(バフェットも見限って、誰からも期待されなくなった今こそ底値じゃんっていう見方もできる)。カール・アイカーンのような「変な虫」に取りつかれなければいいが。

ハードウエアが相変わらず不安定要因だが。もう少しホールドしてみる(ほかに良い投資先も見当たらない)。

既存ビジネスがこんなに弱かったとは予想外だった。Strategicなんちゃらがどこまで強いビジネスなのかもう少し見極めたい。Twitterなんかを買収して、Watsonに解析させると、すごいビジネスになりそうな気もするんですけどね。

これらの銘柄は、ざっくりいえば、過去の業績が良かったので、今の難局もどうにか乗り越えてくれるだろう、という甘い期待があるのかもしれない(KMIを除き、少なくとも増配は続いている)。かつてのIBMのように息を吹き返す企業がある一方で、ポラロイドとかダメになる企業もあって、正直判断が難しい。

最後に
バフェットが買ったからIBMを買ったわけではない。しかしバークシャーが配当するかもしれない、と言ったので、バークシャーを買うかもしれない。

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