2017年1月22日日曜日

株式投資初心者の方へ 何のために株式投資をするの?

このブログの読者に「初心者」は少数派かもしれませんけど(笑い)。

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【目的】
なぜ株式投資をするのか?
株式投資で何を期待しているのか?

投資する前にこれらを整理することは時間の無駄かもしれませんので、投資しながら考える、ということになると思います。

きっかけは何でもいいと思います。本屋さんで「億り人」(株式投資で資産1億円を突破したカリスマ個人投資家の俗称)の話を読んで、自分でもやってみよう、とか、そんなレベルで十分かと。

しかし、同じやり方で実際に株式投資をやったところうまくいかない、などという人は考え直したほうがいい。株式投資を行う理由を。

株式投資の長期リターンは平均すれば、6%~9%に配当金が2%程度です。日本はバブル崩壊後さっぱりだといわれていますが、藤野英人分析200220121700社以日本企業株価2.1になっている、と指摘していますので、やはり10年で株価が倍」ぐらいのリターンの期待が理論的です。

これはざっくり年率7%のリターンになるはずです。S&P500のリターンは9%~10%が長期で見た場合のリターンになります。円高年平均23、大企業を除いた日本株のリターンに近くなります。

それ以上のリターンを狙いたい人は、不可能ではないはずですが、それなりのリスクを受け入れて臨みましょう。

さて、投資の目的ですが、私の場合は株式がもたらす配当金に絞って、できるだけ少ない投資資金で、できるだけ多い配当収入をゲットすることとしています。

受取配当金は将来の年金としてもらうことを理想としています。公的年金は将来受け取れるとは思いますが、いつ受け取れるのか(支給開始年齢が7075歳になりそう)、受け取る額が少なくなるのではないか(マクロ経済スライド制で、実質受取額が減少)、というリスク意識と、少しでも余裕が持てる老後生活を夢見ていまし「た」。

「た」と過去形にしたのは、自分の健康状態を考えると、75歳なんて想像つかないので、現時点ではできるだけ早く公的年金並みの配当金収入を得る、ということにしています。

いずれにせよ、自分の投資目的をはっきりさせることが大事です。

目的が決まったら、それに見合った方法を考えていきます。この方法を「戦略」と呼びましょう。

戦略とは、一般的には特定の目標を達成するために、長期的視野と複合思考で力や資源を総合的に運用する技術・科学である(ウイキペディア)。

とあります。「公的年金並みの配当収入」という目標が決まったら、自分が持てる資源(知識、お金や時間)をその目標に集中させるために方法を絞る(戦い方を略する)ことが大事です。

したがって、投資対象を配当株にフォーカスしてポートフォリオを構築していくことになります。

したがって、株式リターンが市場平均と比較して、勝った・負けたは目的ではありません(統計的には負けにくいと思いますけど、実際は保有株のウエイトで大きく変わる)。

しかし、インデックス投資家から機関投資家または投資をやらないマスコミまで含めて、市場平均と比較して、勝った負けたを議論するのが好きなので、つい巻き込まれます。

資産運用の目的は各人各様であり、自分の目的が達成できれば、他人との比較にはそれほど意味はないはずです。連続増配株投資は、配当が下落局面のクッションになるため、長期でトータルに見れば市場に負けにくいはずです(実際データ上は市場平均に勝っている)。

したがって、株式投資で気を付けなければならないのは、市場平均との勝負ではなく、自分との戦いである、ということを理解し続けることだと思います。

もちろん、市場平均に勝てば、うれしいし、気持ちいいでしょう。しかし、毎年同じようなポートフォリオで市場平均に常に勝ち続けることなんてできるわけがない、と考えると、意外とあっさりするものかもしれませんよ。

取り留めなくなってしまいましたが、
  1. 株式投資の目的をしっかり持つ
  2. その目的に合わせた投資戦略を採用する
  3. 市場平均との戦いではなく、自分の投資目的の達成に向けた自分との戦いである 

ということでした。

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2 件のコメント:

  1. 私の場合、あまりにも銀行預金金利が低いことが株式投資のきっかけでした。100円万円預けて十数円ってどういうこと?
    だったら株の配当の方がはるかに良いではないかと。気付けば投資額は1000万円まで増えました。配当利回りは4%くらいです。全額再投資にまわしてまさしく雪だるまを作成中です。できれば早く会社は引退して静かに生きたい。

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    1. お互い配当金の再投資で雪だるまを目指しましょう。

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