2017年1月17日火曜日

トランプ氏の暴言と中華思想

それにしても、トランプさんの言いたい放題は、私には自分で自分の首を絞める可能性があると危惧してしまいます。


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あの暴言が正当化される(つまり米国民及び世界各国が「面従腹背」ではなく、本当に受け入れるためには)、減税を実現し、米国経済成長を加速化させ、その結果世界経済のパイが大きくなって、みんなが潤うようなことがないと、なんか「しっぺ返し」が来るかもしれませんね。

「しっぺ返し」を狙う中核は中国でしょうね。トランプ政権の目の敵にされている感がありますね。ロシアにはウインクして、中国にはクソミソに言うのは歴代米国大統領の発言から勘案しても異例に映ります。


(過去は、ニクソン=キッシンジャー以来、政治・軍事的にはソ連を封じ込めるために、中国を活用し、経済的には大いに米中は相互利益をもたらした間柄のはず)



その、中国がメキシコ他米国のやり方に不満を持つ国を「切り崩し」、中国側のナントカ国際銀行陣営に引き寄せればいいわけでしょ? 


中国4000年の知能は侮ってはいけないと思います。

アメリカの同盟国の間に「離間の計」を仕掛けるぐらい、朝飯前でしょうね。フィリピンはすでにどっちからも甘い汁を吸い上げようとしていますね。ロシアはあんまり重要じゃないと思います。


そういった意味では、安倍さんはトランプさんの「汗かき役」を買って出ているかのようですね。トランプさんが円安に文句を言わなかったら、安倍さんのおかげだって当面は思っていいかもしれないですね(いずれインフレ格差に収れんすると思いますけど)。


日本としては、オバマ政権のように中国に甘い顔を見せて、海洋問題で付け上がってもらっても困るし、トランプ政権が貿易関係でギスギスした対応を見せると、中国も切羽詰って、最期の手段として、またまた反日運動を盛り上げられても、嫌ですね。


それと減税法案ですね。上下院とも共和党が握っているので、楽勝と皆が思っていますけど、閣僚のスキャンダルとか、本論と関係ないところでゴタゴタするかもしれませんね。民主党も指をくわえてみていないでしょうね。


90年代初期のクリントン政権も閣僚や補佐官でトラブルが起こった記憶がある。立ち上がりの不慣れな時期に(民主党やメディアに)付け込まれるリスクとか。

トランプ氏の「アメリカ中心主義」発言は、中国の共産党中心主義的な政治経済運営と同様に、自国の経済運営がうまくいっていくことが前提になっています。確かにアメリカ経済は強力で、投資先としては魅力的です。

しかし、(あと2年程度は持ちそうだと思いますけど)経済は生き物でもあり、人為的に何か手を加えすぎると、ギクシャクしかねません。いったん米国経済が下り坂になれば、反旗を翻す国も出てくるでしょう。

2年後の中間選挙で上院・下院のどちらかが民主党になれば、また変わるかもしれませんけど。


経済学者ではないので、データやしっかりした論拠はないですけど、単なる「クリティカルシンキング」的な発想にすぎませんが、アメリカ経済は魅力的であり続けることがトランプさんのやりたいことをやり抜く大前提だと思ったのですが、彼が言っていることはそれを崩しかねないかなあ、なんてね。


もちろん、アメリカ経済が成長してくれることを個人的には大歓迎していますし、それを期待して株式投資をやっているので、今回の話は単なる懸念にすぎませんけど。

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