2016年12月7日水曜日

11月末時点でのTOPIXとS&P500のバリュエーション

毎月恒例としている定点観測です。


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基本的にPER20、>15、>10、<104段階に分けて、過熱度を色分けしています。
電気機器、鉄鋼のPERがなぜ高いのかよくわかりませんが(予想利益が低すぎるのか、市場の期待が高すぎるのか)、医薬、食品、小売り、サービスは事業内容がわかりやすかったり利益水準が安定していたりするのか、いつも高めに出ます。

もちろん、PERの絶対値だけで判断しては見誤るのかもしれませんが、配当再投資に適した銘柄は、利益が安定していて、成長率もそれほど大きくないため、PERを重視してよいのかと思います(トヨタとかソニーとか買うときにはあてにならないケースも多いが)。

一方、運輸、金融、卸売、建設は万年低目に出ています。個人的には卸売に注目してみています(それでも、過年度と比較するとPERは高くなっている)。CFが安定していそうだから。

日米ともPERはジリジリ切上がっています。金利も上がっているので、やっぱり不自然さが残りますね。
金利上昇が加速するのか(FRB2017年の利上げスピードと利上げ幅が注目されている。今のドル円はかなり利上げ頻度が上がることを織り込んでいるはず)、注目ですね。

アメリカで、トランプ新大統領が公約したような(またはそれに近い)減税が実施されると、間違いなく米企業のEPSは(各社の納税地状況で変わるものの)大きく改善されます。

私の保有銘柄ですと、アルトリア、AT&T、ベライゾン辺りが恩恵を受けそうです。一方、フィリップモリス、マクドナルド、ジョンソンエンドジョンソン等実効税率が20%前後のグローバル企業はそれほど影響を受けない(はず)。

減税や景気加速化によるEPSの上昇率と実際の長期金利の上昇率が相殺し合って、PERは?が気になりますが、PER・配当利回りとDPSの上昇率見通しのミックスで、PF全体の受取配当金額の増加をどうすべきか、という(自分の)基本を守ることが大事だなあ、と冷静になると考えます。
(つい市場平均との差を気になってしまいますね)


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