2016年9月29日木曜日

消費税増税と安倍総理

あんまり内容を書いちゃうとネタバレになってしまいますが、昨日読書感想文です。


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まず、我々が知っておくべき事実。
  • 竹下登
  • 橋本龍太郎
そして
  • 野田佳彦

いずれも、元大蔵・財務大臣経験の首相経験者であり、なおかつ、消費税に大きくかかわった人物である。
  • 竹下消費税の導入
  • 橋本…3%5%
  • 野田…5%10%(但し条件付き)

したがって、財務大臣になった後に総理になると、消費税増税というラインが見えてくるので要注意。

やっぱり、官僚にコンコンと「消費税の増税が大事。国際公約」みたいなことを垂れこまれて、その気になってしまうらしい。

麻生さんも、10%増税派だったそうだ。しかし、麻生さんは「安倍総理が上げない、と決めたんだったらそれを支える」とあっさり、矛をひっこめたらしいから、律儀な人だ。したがって、あのポストに就くと、財務省総力戦で消費税増税のレクチャーを受けるのだろう。

幸い?安倍さんはそういった閣僚経験がなかったので、自らの経済ブレーンの言うことを信用したようだ。

高橋洋一氏が良く言っているのと同じ論調を、増税延期を決めた際に言ったらしい。(税率ではなく、税収だ、と。つまり、経済成長による税収増加があれば、消費税増税をしなくとも帳尻は合うはずだ、というもので私も同感。このためのアベノミクスだったと思っている)。

しかし、増税を企む?財務省の用意周到な作戦もすさまじい。
  • マスコミを飼い馴らす
  • 銀行の頭取クラスを丸め込む(財務省の子会社と言ってよい金融監督庁が許認可庁だし)
  • IMFを言いくるめる(日本はIMFの第二位の出資国で、リーマンショック後のユーロ危機の際に、増資に応じている。個人的には財政赤字云々と言っているときに、そんな金どこにあったんだ、と思ったけど)。ラガルド専務理事に税率は15%じゃないとダメと言わせる。
  • そして、日銀/黒田さん(バリバリの財務省出身)に根回しをした???(増税延期直前に黒田バズーカがあったのは、増税しても景気腰折れさせないためのものだったらしい)

これらの「抵抗勢力」を押しのけて、消費税増税の延期を決めた安倍さんは素晴らしい。自らの考えを押し通したのも、第一次安倍内閣の失敗があってこそだったと思う。
セカンドチャンスを生かすって簡単じゃないけど、見習わなくっちゃ。

~あ、本の内容のハイライト部分を書いてしまった。


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