2016年6月7日火曜日

5月31日時点のTOPIXバリュエーション

定点観測。少し遅くなりました。

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5月はTOPIXもほぼ横ばい(13401377)で推移。PERもほぼ横ばいで推移。
単なるイメージで恐縮だが、日米PER比較では、日本>米国というイメージが合ったが、最近では逆転している。

理由はよくわかりませんが、この数十年だけを取り上げると(70年代以降かな?)、歴史的に金利はアメリカの方が日本より少し高い傾向があるので、PERはアメリカが低く出ても妥当性があった。

円高バイアスがかかっているからなのだろうか?そのバイアスは個別の企業見通しにある程度入っていると思うのですけどね。

また、日米の産業構造の違いからくるのか? すなわちS&P500はアメリカの勝ち組大企業で構成されている。規制でぬくぬくとしたゾンビ企業は500選から漏れてしまうし、買収ターゲットにされやすい。

一方、TOPIXは東証の合計だから、負け組であるにもかかわらず買収もされず、ダラダラ上場を続けている企業も入っている。

予想PER20倍を超える業種は(濃いオレンジのハイライト)は先月の117に減少。
電気機器、金属製品、硝子・土石などが20倍割れ。決算発表が終わって、業績予想が先に下がった株価にある程度追い付いてきたのかもしれない。

PBR1倍割れのセクターは1614の減少。硝子・土石と輸送機器がかろうじて1倍を保つ。
輸送機器って日本のお家芸なのですが、PBRは低いままですね。

三菱自動車にスズキの燃費ごまかし事件なども影響あるかな?部品メーカーは株主のいうことより、トヨタとかホンダなどの元請先の言うことを聞きますし、タカタのエアバッグ事件などもあって、モノづくり日本の大恥ですね。

結局、トヨタなどほんの一部を除いては、「自分で自分の運命を決められない」業種、ってことになってしまう。

PBRの低い業種って、やはり装置産業、規制業種、景気敏感銘柄系って傾向が出ていますね。さっきの日米PER逆転現象に通じるものがあるかもしれませんね。自分で自分の運命を決められないので、ましてや株主の言うことなんて耳を傾ける余裕がない、、、。

少し偏見が混じってしまったか?関係者の人、ごめんなさいね。

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