2016年3月5日土曜日

配当貴族銘柄 妥協なき経営 Emerson Electric (EME) 59年連続増配 #32 S&P Dividend Aristocrats 

雇用統計、すごかったですね。利上げ懸念復活かな? 日本はマイナス金利と来れば。。。


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さて、日本でも比較的よく知られたエマソン(EMR)。連続増配歴はなんと59年。電機メーカーとしては異例の増配記録ではないでしょうか?

以前にこんな記事を書いていました(すっかり忘れていました)。

キャッシュフロー計算書(CF)を活用しよう! ケーススタディ エマソン・エレクトリック(EMR)

では財務から。
企業内容は、なんと言いますか、JNJの電機版というべきか、コングロマリットですが、近年は設備投資が冷え込んでいる点、中国経済減速、ドル高に加え、原油安など当社を取り巻く環境は厳しいものがあります。

したがって、売上高はほとんど成長していません。しかし、そういった中でも利益率が改善している点はさすがアメリカ企業です。

お得意の、コスト削減(事業ポートフォリオの入れ替えなどを含む)プラス自社株買いでEPSは最低限の成長をさせています(その割に借入金がそれほど増えていない点は注目に値する)。

エンジニアリングサービス系の業務が多いせいか、あまり設備投資が必要でなく、FCFが潤沢である点がいいのでしょう。

ただし、配当は何とか増やしているので、配当性向が高くなってきており、そろそろ売上高の伴った成長に期待したいところです。

鉄板中の鉄板企業の一社で、現在比較的割安圏内かなあ、と思います(資本財系はおおむね割安になっている)。

GEですら連続増配記録がリーマンショック後、途絶えてしまいましたが、GEのように金融屋にならなかったエマソンは、しっかりと連続増配している点もいいですね。

業績は比較的安定していますが、株価は資本財企業=ボラタイルというお決まりのパターンをたどっているので、それに気を付ければ、うまく投資できそうですね。


この本を読めば、エマソンの経営内容がよくわかると思います。儲からない事業は徹底的に売られます。

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