2016年1月26日火曜日

甘利大臣の献金疑惑とTPP法案

週刊文春そのものを読んでいないのであれだが、何とも「かっこ悪い」話だと思った。

道路建設の「口利き」料として現金を受け取って、政治献金として処理していない、というもの。
現金のやり取りをすべて録音して、メモを細かく書いていたそうだ。お菓子箱の下に現金があった、なんて時代劇じゃあるまいし。

甘利氏は現在「調査」していて、近日中に説明すると言っているそうだ。


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政治家のお金の問題は、ことあるごとに取りざたされ、足を引っ張るには十分な話題となっていた。第一次安倍内閣も「仲良し閣僚」たちの事務所経費問題でダメになったいきさつがある。たとえ本人に「煙」がなくとも。

お金の問題ではないが、アメリカのビル・クリントン二次政権のモニカ・ルインスキースキャンダルを思い出した。
クリントン大統領がホワイトハウスでルインスキー嬢と不倫していたというもの。

かなりのスキャンダルになったものの、アメリカ人は仕事をしっかりやっている(当時アメリカ経済はITバブルの入り口ではなかったか)のだから、今政治問題で経済に冷や水を浴びせるのは得策ではない(不倫話ばかりでうんざりだというのもあった)、という大人の判断とクリントン大統領(当時)自身が、国民に詫びたため、何とか丸く収まった(ヒラリーはこの時の対処で名を挙げた)。

(元々不倫自体が、政治道徳的には良くないが、法的に罪なわけでもなかったらしいが)

甘利氏自身、自民党、そして我々国民・有権者の良識?が問われているのだと思う。

うまい例えかどうかわからないが、会社でも、営業成績のいい部下がいたとして、そいつが多少遅刻しようが、態度が悪かろうが、上司は容認するというのはよくある話だ。

ただし、法令違反が明確になってしまうと、かばいようがない。その時は、TPP法案を可決させてから辞任する、という道筋でどうだろうか?

正直、TPPの内容から鑑みて、関税の引き下げ効果は向こう10年以上にわたって効いてくる程度で、短期的なマイナスインパクトはほとんどなかったような気がする(プラスインパクトも話題ほど大きくないと思った)。

単に「アンチTPP」ということだけで、大きな流れを後退させるのは、日本の国益にそぐわないと思う。

それにしてもいつも思うが、「脇が甘い」としか言いようがない。

政治・選挙にいくらのお金がかかっているのかを公開して、それに見合う給与なり収入が入る仕組みを合法的にしたほうがよほどすっきりする。その収入に見合わない議員は落選するというもの。


政治とカネの話自体にうんざりだ。

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