2016年1月22日金曜日

IBM第4四半期は期待外れ。ソフトウエアがスランプ

IBMの決算がありました。もうそろそろ悪材料出尽くしか、と思っていたので、今回の決算(というより2016年の見通し)は期待外れでがっかり。

IBMがポートフォリオに占める割合はぐっと減っているので(笑)、大きなことではないが(フィリップモリスの株価が堅調なほうがよほど全体に貢献する)、ターンアラウンドを期待していた分にはがっかり。


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ソフトウエアの利用者がサブスクリプション(従量課金)に移行したということで、結構マイナスになったのだが、これは15年の第2四半期頃から兆候があって、この第4四半期の下げが結構大きかった。

この分で行くと、これから向こう34半期ほど様子を見ないと一巡しないような印象を持った。
カンファレンスでは4期がもっとも大きく、16年はマイルドになるような話だったけど、CFOはアナリストの質問にまともに答えていないような感じだった。

一方、クラウドをはじめとする戦略部門の成長はしっかりしているし、ルフトハンザとかBNPパリバとかビッグネームの大口契約も取れているので、健闘はしているが、依然既存事業の落ち込みをカバーするに至らない。

CFOも「クライアントは生産性を上げるためにクラウド等を採用するので、単価が下がるのは仕方ない」と言っていた。

人工知能ワトソンやアップルとのアプリ協業(合計で1億ドルの契約が取れたといっていた)、様々なM&Aなど最近の話題が収益化するのは今年からだと思ったのに、ガイダンスがあんなに低い(たぶんコンサバに言っているだけだと思うが、コンサバに言わなければならないほど経営陣にも自信がないと読める)ことに市場はがっかりしたのだと思います。

ただし、これらの戦略ビジネスが高収益を生むには、もっと規模が必要らしい。

ハードウエアの新商品が出て、ちょうど1年経過したので、この部門の推移が気になりますが(今の決算はハードウエアがでソフトウエアが×。ハードウエアもになったりすると業績の下振れリスクが出てくる)

と、悲観材料を出すときりがないが、株価は相当悲観を織り込んでいるような気がするし、配当は全く安全だし、増配も5%ぐらいだったら期待できそうです。


ソフトウエアが底打ち反転を見てから買い増ししても遅くないような気もするけど。。。
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