2015年2月16日月曜日

原油価格の下落がアメリカ経済に及ぼす影響への雑感と願望

「原油価格が急落すれば、アメリカ人の個人消費が拡大するから、これは買い材料だ」
よく言われるコメントですが、どの程度のインパクトがあるのかを明確に示した人があまりいないのか、漠然とは上記コメントに同意できるのですが、「ではいくら?」ということはあまり理解できていません。

今回は原油安がもたらす経済的メリットを考えてみた。

先日、マイカーにレギュラーガソリンを満タンにしたとき、大体48リットル前後入れるのですが、7000円台だったガソリン代が5000円台になって、「オーッ」とうれしくなったことを鮮明に覚えています。
千葉県なので、ガソリン割安県だと思いますが、119/ℓでした。ただし、1月に1回程度しかガソリンを買わないので、我が家の年間節約効果はざっくり2万円程度といった感じでしょうか(車は1台しかありません)。


アメリカではどうなんでしょうかね。調べてみた。

出所:The Huffington Host

ざっくり1年前の価格基準なので、もっとも高かったころかと思います。

「このグラフは、1人当たりのガソリン消費量と、1ガロン(約3.785リットル)当たりのガソリン平均価格を、128ヵ国について比較したものだ。それぞれの円の大きさは、その国の人口を表している」とのこと(抜粋)。

当時、アメリカでは1ガロン約4ドル、一人当たり約350ガロン程度?の消費をしていることになる。1世帯23人とすれば、世帯当たり350ガロン×4ドル×2人~3人=2800ドル~4200ドルのガソリン消費をしたことになる。

年間ガソリン料がざっくり42万円((2800+4200/2×120円といった感じかな?(2013年だともっと円高だったかもしれないが)。

これが最近のガロン当たりのガソリン代が、約2.42.7ドルになったといわれている。
(もっともこの価格は長期的に持続不可能である(と個人的に思っている)点に留意)
仮に3ドルと仮定した場合、
350×2.5/世帯×3ドル=2625ドルとなります。120円換算すれば約32万円となります。

42万円-32万円=10万円(840ドル)が世帯当たりへの年間キャッシュバックとなります。

3ドルとやや高目に見積もったからかもしれませんが、これでニュース記事が言っていることとあまり変わりない結果となったような気がします(もちろんアメリカは日本より広いので、ガソリン価格はこれより高い地域もあれば低い地域もありますが、まあ、大づかみとしての話ですけど)。

世帯当たり10万円を何に使うか?

もしこれが日本人だったら貯金(イマドキはNISAでインデックスか?)。
アメリカ人は消費。
(もちろん日本人でも消費しますし、アメリカ人でも「貯金??」する人もいるでしょうね)

国民性の差でしょうかね?

個人的には、アメリカ人さんに、この10万円を梃に、マクドナルドでビッグマックをほうばって、P&Gの洗剤を買ってもらって、JNJの薬を飲んでもらって、車はフォード車に買い替えてもらって、ISharesETFを買ってもらって、スマホはAT&Tで買い替えてもらって、スコッチはジョニーウオーカー、たばこはマルボロを吸っていただければ、それで幸せです(と全く勝手な空想)。

どれか1つだけ、と言われれば、マックをお願いします!! 10万円もあれば死ぬほどマックが食べられます!!

あとは配当金がチャリンと入ってきたらいうことなし。

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