2012年12月1日土曜日

11月の投資状況



総資産増加率 +4.5%(年初来+20.0%)
予想受取配当金増加率 +4.6% 同指数165.5(年初来+25.0%)
Yield         3.76
Yield on Cost   5.37%
 
ついに到来「財政の崖」?

待ち続けるのは容易ではありません。私は大統領選挙投票日前に少し買ってしまいました。

しかし米国株はしぶとくほぼ横ばい、安部自民党総裁の円安誘導発言や米議会の「崖」回避の期待をにおわせる発言、住宅指標の改善等で総資産残高は最高値を更新しています。オーガニックベース(ニューマネーなし)の伸び率は円安にも助けられて、+20%増になりました。

私のポートフォリオは7割近くが米国株等(数社英・加あり)なので、米国不況による米国株安円高になるとダブルパンチを受けて沈みますが(日経平均も沈むので同じ)、米経済が底堅いと結構いいバランスで推移するようです。

TOPIXの増加率とドル/円の上昇率の相関が相変わらず高いように見える…。

米経済が回復しているのか? 何とも言えません。マクロ経済素人の私が偉そうに言えませんが(QE3は外しましたね)、個人的には米経済はゆっくりと確実に回復方向に向いている、そのペースは現時点ではあまり変化がない、という結論です。

ここ数年、第4四半期になると、マクロ経済指標が強い傾向がありますが、以前にも指摘した通り、2008年の第4四半期、2009年の第1四半期の経済指標が異常に悪く、その影響が残っているのだと思います。


2013年は、住宅指標の改善が本格化してくれば、回復ペースの上乗せが期待できるかもしれませんね(と、いつも年末には翌年の経済がRosyに見えてしまいますね。ハハハ)。
日本の米国株投資家には配当増税は関係なさそうだし、一方、米国の法人税引き下げ期待もあります。大統領選挙の公約だったはず(EPS引き上げ要因)。米国は日本と並んで先進国最悪法人税率ですから。

 今は「財政の崖」に向かって共和党、民主党そしてウォール街の チキンレース のようですね。

私も、何せ逆張りしたいものですから、買いのタイミングをじっと待ちながらの「チキンレース」に参加しているようなものです…。

 
今月の売買

売り:AFLAC(撤退)。AFLACは配当性向が低いものの、配当の成長率が高いことがこれまでの期待値でした。しかしながら、配当性向は据え置きで、成長率が鈍化しており、今後もその傾向に変化がない、となると「期待はずれ」になります。

本当は、金融セクターで生保、なおかつ、低成長経済の日本を主戦場とするにもかかわらず30年連続増配の当社にはこれまでは贔屓目で見ていたのですが(CEOも誠実で好感が持てる)、ポートフォリオ全体のトータルリターン強化の観点から、撤退することとしました。


買い:McDonald’sMCD)。新規参入です。日本法人ではありません。本家です。EUが主戦場の当社はEU不況とドル高の影響もあって、決算が芳しくありません。また、CEOが最近若返ったばかりで、采配を投資家が評価しきれていないのでしょうね。株価はピークから15%近く下落しており、好機到来と判断しました。AFLACを売却したもの、MCDに乗り換える目的でした。

MCDは配当性向が40%を超えており、今後はEPS成長並みの増配を期待するより他がありませんが、それでも年率8~10%の増配を期待してよいと思います。年率8%増配の企業の配当利回りが3.4%~3.7%で売りに出ていたので、買わない手はありません。マクドナルドのフランチャイズが落ちているとは思いません。まだ買い増しを考えています。2009年ごろに買っとけばよかったと後悔していた銘柄の一つ。

Kinder MorganKMI):これは買い増し。楽天で買えると知って、楽天口座で買い増し。


予想受取配当金増加率


 今月の増配

AT&T +2.3% 28年連続
キヤノン +6.7% 3年ぶり 

AT&Tは少し期待外れです。キヤノンはポジティブサプライズ。同社は記念配当の翌年に「記念落ち」したことがないそうです。デジタル一眼レフがニコンに追い上げられているので、来年は製品開発にも頑張ってほしいものです。

 
そして何より円安。円安だけでALFACの売却分の配当を回収してくれました。おかげで、予想受取配当金増加率は年初来で+25%になりました。

Yield on Cost5.45%ではなく、5.37%となっているのは、証券口座に待機ニューマネーを少し追加したからです。

なかなかしぶとい相場ですが、どこかで波乱を期待することにします。
 
 

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