2015年8月2日日曜日

配当貴族銘柄の紹介S&P500 Dividend Aristocrats #4 The Coca-Cola Company(KO) 53年連続増配


暑いですね。先週・今週は配当貴族銘柄選びに、少しでも涼めそうな銘柄を選んでいるつもりです。今回は、ご存じ、コカ・コーラカンパニー。



ではいつものテンプレート分析

KOも鉄板銘柄・ブルーチップと言われるアメリカを代表する会社の一つです。当然ダウ平均構成銘柄です。ウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハザウエイの主力銘柄です。
53年連続増配継続中
さて、配当に関しては、53年連続増配、過去10年間の年平均増配率は9.3%、同5年の増配率も8.5%となっており、これも鉄板ですね。

株価水準はちょっと割高か?
PER19倍、EV/EBITDA倍率16倍、PBR6.3倍でやや割高かもしれないが、だれでも何をやっているのか知っている会社で有名なので、多少のプレミアムは仕方がないかもしれない。バフェットもKOに投資し始めた時のPERは確か18倍ぐらいだったと本で読んだ記憶がある。

業績はやや踊り場か
過去の業績推移は、正確に分析していないのでアレだが、ボトラーの買収を行っていたので、そのM&A分がかさ上げされている可能性がある。最近、ボトラーが保有していたノンコア事業を売却している模様です。
したがって、肝心の「コーラは売れているのですか?」という点は業績とはあまり連動していない可能性がある。

ノンアルコール飲料のトレンドとして、先進諸国での炭酸飲料離れがあるといわれています。前者は最近の若い人および、昔若かった人(つまり中年以上)の炭酸飲料離れが指摘されています。
(サントリーは当初上場して、資金調達して、M&Aをやって非炭酸飲料事業を拡大できれば、まだ世界の飲料メーカーでインパクトが出せる、と言っていた。しかし、オランジーナとか思いっきり炭酸を買収しましたが。。。)
また、ドル高が大きく影響していると思われます。
但し、たぶんアメリカでもっとも海外展開が進んでいる会社(と個人的に思う)であり、新興国での成長は十分可能性があると思います。
また、非炭酸飲料(ミニッツ・メイドとか)の売上高も伸びているようなので、全体的には、持続的な成長が見込まれています。

中長期展望は他のブルーチップ並み

先進国での炭酸飲料の消費量減少、新興国での炭酸飲料消費量増加、非炭酸飲料水の増加などが打ち消し合って、こんな感じの中長期展望を投資家に示しています。

(為替中立ベースです)
売上高35%、税前利益68%、EPS79%、といった感じでしょう。したがって増配率も従来同様の89%をイメージしていればいいと思われます。
ただ近年のドル高はすさまじいものがありますので、上記のとおりに行きませんね。

株価パフォーマンスは低調


KOS&P500との相対株価 WSJより)
2013年~14年は、バフェットも取締役会の決めたストックオプションの方針に異論を唱えるなど、決して順風満帆な感じでもありません。
その後、バークシャーと3Gグループ(ケチャップのハインツを買収し、その後クラフトフーズと合併させましたね)がKOを買収するのではないか、と言われたこともありました。
最近でも「物言う株主」に狙われたりなど、モタモタしています(株価パフォーマンスがよくない)。


連続増配銘柄、として保有するならコア銘柄の一つとしてよいと思う。しかし、私はKOでもPGでもJNJでも連続増配率が同じではないか、と過去に思ったのでKOを見送ってしまった。ちょっぴり後悔。


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